「甲信越地域に有益な情報発信をめざして」

　このたび甲信越支部を結成いただくことになり、支部長を拝命することになりました。 甚だ微力ではありますが、会の社会的意義に沿い会員増強をめざし、 がん患者さんやご家族、地域の皆様のために、よりよい支部運営に努めますので、事務局長の小椋理恵子ともども何卒宜しくお願いいたします。
　私は、診療放射線技師として13年間、検診部門の管理者として10年間長野県内の病院に勤務し、患者さんと医療機関の間の様々な行き違いや、情報の非対称性が多数存在することを経験しました。
その相互を補い円滑な医療を進める「つなぎ役」になりたいという思いから株式会社長野メディカルサポートを設立し、患者さんの目線に立って、その方に適した情報伝達をする仕事をしています。
当社と市民のためのがん治療会の活動は、放射線治療の普及推進が共通的な指針となっていますので、今後は、会の本部と連絡を密にし、甲信越地域の会員の皆様や地域に有益な情報発信ができればと願っています。



　甲信越支部は、2013年6月に発足し、現在40名の会員の方がいらっしゃいます。発足して未だ間もないのですが、既にがん治療に臨まれている方、がんを診断された方から放射線治療の可能性について問い合わせが届いています。がん治療は「Only one chance」という側面があり、まずは患者さんやご家族の方のお話を伺い、放射線科医のセカンドオピニオンを希望される場合には当会本部を通して協力医 にご紹介することもあります。主治医の先生と率直に治療のお話ができない方もいらっしゃいますので、ご相談にのることで患者さんがお気持ちを整理 され、最良の治療選択ができるようお手伝い致します。