患者の食べる喜び守る
『「食べる」を支え続ける(1)』
大妻女子大学 家政学部・島根大学医学部 特別協力研究員
日本病態栄養学会認定「がん病態栄養専門師」 川口美喜子
最後まで人間の根源的な「食べる」ということに拘った研究をしておられる研究者がおられることを知り、早速ご寄稿をお願いした。大妻女子大学家政学部教授の川口美喜子先生だ。ご多用の中、現場にしっかりと足を下した、患者に寄り添う思いに溢れたご寄稿を頂いた。
今週と次週にわたり連載させていただきます。(會田 昭一郎)
昨年3月末に島根大学医学部附属病院栄養管理室長を辞し、4月から東京都千代田区にある大妻女子大学に就任しました。臨床の現場を去り1年半が過ぎた今、がん患者に寄り添った島根大学病院での9年間(2004年から2013年)を語ることが出来るのかと迷いましたが、こうして書き始めることが出来たのは出会った多くの患者さんと家族が「川口さんには伝えたいことがあるでしょう。」と後押しをしてくれていると感じるからです。今回、「がん医療の今」の執筆の依頼を受けましたが、積極的ながん栄養治療方法について解説することは別の先生方にお願いすることにします。私は多くのがん患者と共に時間を過ごした栄養士として「がん患者を食べることで支える」意義について述べたいと思います。
1.東京でがん患者に寄り添う栄養士の大切さを伝える勇気を下さった患者との出会い
島根大学病院の栄養士や調理師ががん患者さんに個別食を提供する取り組みが新聞に取り上げられ、TV放映のお話も頂きました。打ち合わせの席でディレクターさんが病院で酒ゼリーを提供していることに共感されその場面を映して頂くことになりました。取材は食事量が減ってもいつも「美味しいかった。ありがとう。」と言葉を掛けてくださり、笑顔がとても素敵な終末期肝臓がん患者さんにお願いしました。撮影について主治医の先生は「顔が少し浮腫んでいるし、地元の知り合いの方も見るから気にせんで断ってもいいよ。」と優しく説明されましたが「このような状態の自分が皆さんの役に立つなんて幸せなことです。口の中でも尻の穴でも映してもらっていいですよ。」と冗談を言われながら了解してくださいました。撮影直前に少し熱が高くなり、中止しましょうかと患者さんにご相談をしました。「大丈夫ですよ。川口さんがテレビでみなさんに伝えたいこともあるのでしょうから。」
酒ゼリーを笑顔で食べる患者さん
そうおっしゃっていただきました。「お酒は何年ぶりですもん。お酒の味なんて・・・・」と素晴らしい笑顔で酒ゼリーを食べられ「もっと酒を濃くして欲しかったなあ。」とそんな会話も続きました。テレビ放映では患者さんの優しい笑顔とそして入院中のがん患者に寄り添えた私の笑顔も映し出されました。美味しい物を食べるときの笑顔、それが患者さんの生きる力に繋がることをいつも患者さんに教えて頂きます。放映は東京に出ることを心に決めた後でした。東京で教育と地域貢献の場に立つとき私は心にいつも伝えたいことがあると望むようにしています。
酒ゼリー
2.食べることにこだわる食事・栄養治療を伝える使命
臨床栄養士として勤務した9年間は、緩和ケアに関わった9年間でもありました。その間に病院内に「がん専任栄養士」という名称を付けた栄養士の存在を定着し共に歩みを進めた。「がん専任栄養士」は、患者と家族に最期まで食べる喜びを提供する個別対応食に徹する存在です。がん治療について語り続けたことがあります。「「生きる力の根源」としての食事を提案する事は大切と考える。患者にとって望む食事ができる状況にあって、その時しか価値のない食事の提供をうけ、治療にも挑むほうが良いと思う。寄り添う食事を受けられる患者は幸運な患者ではいけない。管理栄養士による病状に応じた介入は、望む患者全てに対して行われるべきである。」がん患者の食事に向き合い続け「がん患者における食事・栄養管理とは、がん患者と家族の目標達成のための積極的な栄養療法の実践、あるいは食事が摂取できないことによる家族と患者さんの苦悩を軽減することである。栄養士は、その役割を担える時に、その役割を担える場所にいることだと思う。私達は出会った患者と共に、食に対する感性を持ち続け、プロとして最大限に挑んでいきたい。」と院内や地域の講演会を通し、がん栄養治療に対する気持ちを述べてきました。大そう仰々しいことを述べていますが、がん患者さんの食事を「命をつなぐ食事」と信じ挑み続け、合言葉は「食べることを諦めない 患者さんの笑顔がみたい」でした。
がん治療の入院生活は人生を考える、振り返る時間となり、患者・家族には食事にも物語を秘めていることが多くあります。信頼関係を築くと「食」に関わる望みや思い出の食事の話をいただく機会が増えます。患者に寄り添い「食べる笑顔」に接することは患者と家族と共に栄養士にとっても大きな喜びです。
3.「がん専任栄養士」の誕生
病院では栄養士が入院患者の話を聞く時間が確保されず、がん患者の食への希望や期待を受け止められない状況を作っていることが見えてきました。がん患者の食欲低下は身体的問題にとどまらず、食べる喜びや楽しみを奪い、生きる意欲を失うことに繋がると述べられることは多いですが、栄養士のがん患者への関わりは十分ではありません。
化学治療・放射線治療中の患者及び緩和ケアでサポートしている患者の食欲不振、口内炎に応じるためには個別食を必要とし、その調理は従来の病院給食では困難であると考えました。栄養士・調理師が、病棟で患者から食事の要望を聞き取り調理に反映できる仕組みを作りたい。この要望を病院に提案し続け3年経過し2006年に「がん専任栄養士」が誕生しました。病棟看護師と医師を対象にがん専任栄養士の認知、業務内容と今後に期待するアンケートを実施しその後の活動にも反映させました。がん専任栄養士と歩んだがん患者の食事管理の基本は、状況が許される限り患者が望む調理を望む時間に提供することでした。患者と家族が望む食を栄養士が共に考えることで、緩和ケアの意義を感じることができました。
4.化学療法を支えた「月見うどん」と栄養剤
45歳男性、高等学校の教頭先生の友人から「友人が進行性の胃がんで入院します。食事は川口先生が何とかしてくれるから何でも言えと伝えました。頼みます」という電話が入りました。病気についての知識は豊富で声は沈んでいました。セカンドオピニオンとして受診した当院で手術が決まりましたが、開腹後、腫瘍は切除不能だったと聞かされました。手術を終えた日に病棟に行くと、疲れた表情で「切ってみたけどすぐに閉じたそうです」けんかに負けた泣き顔を必死に隠す子どものような、やんちゃな顔にも見えました。「これからも食べることは支えます」と伝え、その後、男性には慢性の炎症と、筋肉の減少を抑える効果のある栄養剤(1パック240mLあたり300kcal、たんぱく質16g、炎症を調整し、たんぱく質の分解を抑えるEPA(エイコサペンタエン酸)1,056mg、DHA480mg配合高エネルギー栄養剤)をすすめました。化学療法のため定期的に入院し、治療の日は食欲が低下するため、好きだと聞いた「月見うどん」を定番メニューに出しました。クリスマスと正月は楽しく過ごせたと言っていたよ」と聞きうれしくて涙が出ました。この患者さんと時間を共にし、がんとの闘いは壮絶だと思われがちですが、心の底から自分と向き合おうとする患者さんの姿は美しく静かに思えました。「食」には患者さんを笑顔にできる力がきっとあるはず―そう信じて、日々献立と向き合きました。通過障害は進み、栄養投与経路は静脈栄養の率が高くなるに従い、「食べて生きなくては・・・」という焦りが感じられました。私がすすめた栄養剤は「習慣になりました」と飲み続けており、治療日には「月見うどん」と互いの了解が少しでも患者の生きる力になったのではないかと思います。
病院を退職した私に、「がんばります」と自分を鼓舞するようなメッセージが届きました。そして、昨年の冬「私は調子が良くありません」「寒くなってきましたので、お体に気を付けてください。」とクリスマスを終えてからメールが届き、闘病3年目に入る前に旅立たれました。今でも治療日に必ず「月見うどん」を提供したことは、家族の話題になっていると聞きます。患者の食べる力を支えたことを忘れない。それが、私の管理栄養士としての生きる力になっています。
略歴1.東京でがん患者に寄り添う栄養士の大切さを伝える勇気を下さった患者との出会い
島根大学病院の栄養士や調理師ががん患者さんに個別食を提供する取り組みが新聞に取り上げられ、TV放映のお話も頂きました。打ち合わせの席でディレクターさんが病院で酒ゼリーを提供していることに共感されその場面を映して頂くことになりました。取材は食事量が減ってもいつも「美味しいかった。ありがとう。」と言葉を掛けてくださり、笑顔がとても素敵な終末期肝臓がん患者さんにお願いしました。撮影について主治医の先生は「顔が少し浮腫んでいるし、地元の知り合いの方も見るから気にせんで断ってもいいよ。」と優しく説明されましたが「このような状態の自分が皆さんの役に立つなんて幸せなことです。口の中でも尻の穴でも映してもらっていいですよ。」と冗談を言われながら了解してくださいました。撮影直前に少し熱が高くなり、中止しましょうかと患者さんにご相談をしました。「大丈夫ですよ。川口さんがテレビでみなさんに伝えたいこともあるのでしょうから。」
酒ゼリーを笑顔で食べる患者さん
そうおっしゃっていただきました。「お酒は何年ぶりですもん。お酒の味なんて・・・・」と素晴らしい笑顔で酒ゼリーを食べられ「もっと酒を濃くして欲しかったなあ。」とそんな会話も続きました。テレビ放映では患者さんの優しい笑顔とそして入院中のがん患者に寄り添えた私の笑顔も映し出されました。美味しい物を食べるときの笑顔、それが患者さんの生きる力に繋がることをいつも患者さんに教えて頂きます。放映は東京に出ることを心に決めた後でした。東京で教育と地域貢献の場に立つとき私は心にいつも伝えたいことがあると望むようにしています。
酒ゼリー
2.食べることにこだわる食事・栄養治療を伝える使命
臨床栄養士として勤務した9年間は、緩和ケアに関わった9年間でもありました。その間に病院内に「がん専任栄養士」という名称を付けた栄養士の存在を定着し共に歩みを進めた。「がん専任栄養士」は、患者と家族に最期まで食べる喜びを提供する個別対応食に徹する存在です。がん治療について語り続けたことがあります。「「生きる力の根源」としての食事を提案する事は大切と考える。患者にとって望む食事ができる状況にあって、その時しか価値のない食事の提供をうけ、治療にも挑むほうが良いと思う。寄り添う食事を受けられる患者は幸運な患者ではいけない。管理栄養士による病状に応じた介入は、望む患者全てに対して行われるべきである。」がん患者の食事に向き合い続け「がん患者における食事・栄養管理とは、がん患者と家族の目標達成のための積極的な栄養療法の実践、あるいは食事が摂取できないことによる家族と患者さんの苦悩を軽減することである。栄養士は、その役割を担える時に、その役割を担える場所にいることだと思う。私達は出会った患者と共に、食に対する感性を持ち続け、プロとして最大限に挑んでいきたい。」と院内や地域の講演会を通し、がん栄養治療に対する気持ちを述べてきました。大そう仰々しいことを述べていますが、がん患者さんの食事を「命をつなぐ食事」と信じ挑み続け、合言葉は「食べることを諦めない 患者さんの笑顔がみたい」でした。
がん治療の入院生活は人生を考える、振り返る時間となり、患者・家族には食事にも物語を秘めていることが多くあります。信頼関係を築くと「食」に関わる望みや思い出の食事の話をいただく機会が増えます。患者に寄り添い「食べる笑顔」に接することは患者と家族と共に栄養士にとっても大きな喜びです。
3.「がん専任栄養士」の誕生
病院では栄養士が入院患者の話を聞く時間が確保されず、がん患者の食への希望や期待を受け止められない状況を作っていることが見えてきました。がん患者の食欲低下は身体的問題にとどまらず、食べる喜びや楽しみを奪い、生きる意欲を失うことに繋がると述べられることは多いですが、栄養士のがん患者への関わりは十分ではありません。
化学治療・放射線治療中の患者及び緩和ケアでサポートしている患者の食欲不振、口内炎に応じるためには個別食を必要とし、その調理は従来の病院給食では困難であると考えました。栄養士・調理師が、病棟で患者から食事の要望を聞き取り調理に反映できる仕組みを作りたい。この要望を病院に提案し続け3年経過し2006年に「がん専任栄養士」が誕生しました。病棟看護師と医師を対象にがん専任栄養士の認知、業務内容と今後に期待するアンケートを実施しその後の活動にも反映させました。がん専任栄養士と歩んだがん患者の食事管理の基本は、状況が許される限り患者が望む調理を望む時間に提供することでした。患者と家族が望む食を栄養士が共に考えることで、緩和ケアの意義を感じることができました。
4.化学療法を支えた「月見うどん」と栄養剤
45歳男性、高等学校の教頭先生の友人から「友人が進行性の胃がんで入院します。食事は川口先生が何とかしてくれるから何でも言えと伝えました。頼みます」という電話が入りました。病気についての知識は豊富で声は沈んでいました。セカンドオピニオンとして受診した当院で手術が決まりましたが、開腹後、腫瘍は切除不能だったと聞かされました。手術を終えた日に病棟に行くと、疲れた表情で「切ってみたけどすぐに閉じたそうです」けんかに負けた泣き顔を必死に隠す子どものような、やんちゃな顔にも見えました。「これからも食べることは支えます」と伝え、その後、男性には慢性の炎症と、筋肉の減少を抑える効果のある栄養剤(1パック240mLあたり300kcal、たんぱく質16g、炎症を調整し、たんぱく質の分解を抑えるEPA(エイコサペンタエン酸)1,056mg、DHA480mg配合高エネルギー栄養剤)をすすめました。化学療法のため定期的に入院し、治療の日は食欲が低下するため、好きだと聞いた「月見うどん」を定番メニューに出しました。クリスマスと正月は楽しく過ごせたと言っていたよ」と聞きうれしくて涙が出ました。この患者さんと時間を共にし、がんとの闘いは壮絶だと思われがちですが、心の底から自分と向き合おうとする患者さんの姿は美しく静かに思えました。「食」には患者さんを笑顔にできる力がきっとあるはず―そう信じて、日々献立と向き合きました。通過障害は進み、栄養投与経路は静脈栄養の率が高くなるに従い、「食べて生きなくては・・・」という焦りが感じられました。私がすすめた栄養剤は「習慣になりました」と飲み続けており、治療日には「月見うどん」と互いの了解が少しでも患者の生きる力になったのではないかと思います。
病院を退職した私に、「がんばります」と自分を鼓舞するようなメッセージが届きました。そして、昨年の冬「私は調子が良くありません」「寒くなってきましたので、お体に気を付けてください。」とクリスマスを終えてからメールが届き、闘病3年目に入る前に旅立たれました。今でも治療日に必ず「月見うどん」を提供したことは、家族の話題になっていると聞きます。患者の食べる力を支えたことを忘れない。それが、私の管理栄養士としての生きる力になっています。
(次週に続く)
川口 美喜子(かわぐち みきこ)
昭和56年大妻女子大学家政学部食物学科管理栄養士専攻卒業後、管理栄養士取得
平成5年島根医科大学研究生(第一内科)終了
平成8年島根大学医学部附属病院第一内科文部教官、島根県立看護短期大学講師(非常勤)、平成16年島根大学医学部附属病院栄養管理室室長に就任。平成19年特殊診療施設臨床栄養部副部長、平成24年栄養治療室室長を経て平成25年大妻女子大学家政学部教授、島根大学医学部臨床教授、医学博士
この間、平成17年5月 島根大学医学部附属病院NST(栄養サポートチーム)の構築と稼働、平成17年9月島根県スポーツ栄養研究会を発足、島根県スポーツ栄養研究会会長に就任
資 格
管理栄養士、公認スポーツ栄養士、日本病態栄養専門師、日本病態栄養学会NSTコーディネーター、日本病態栄養学会認定がん病態栄養専師、日本糖尿病療養指導士、島根県糖尿病療養指導士、TNT-D認定管理栄養士、日本ライフセーバー認定資格
専 門
スポーツ栄養、病態栄養、がん病態栄養、高齢栄養治療、食育
所属学会・その他
日本栄養改善学会、日本栄養士会、日本病態栄養学会 代議員
日本臨床栄養協会 評議員、日本静脈経腸栄養学会 評議員
日本栄養アセスメント研究会、日本緩和医療学会、日本糖尿病学会
日本スポーツ栄養研究会、島根県スポーツ栄養研究会会長
受 賞
1) 第33回老年消化器病研究会 優秀賞
研究課題「複数の栄養剤の混用と半固形化を用いた経管・胃瘻栄養の有用性
― 糖尿病合併高齢者での検討―」
2)日本静脈経腸栄養学会 「第10回 味の素ファルマAward賞] 川口美喜子
研究課題 「味噌を用いた経腸栄養管理の下痢に対する有効性について
大妻女子大学で学生に臨床栄養学を教えることの楽しさを感じています。
月に2度は島根県ではスポーツ栄養の指導を行い、毎週木曜日は東新宿の在宅医療連携拠点「暮らしの保健室」で高齢者、がん患者と家族の栄養相談を行っています。
昭和56年大妻女子大学家政学部食物学科管理栄養士専攻卒業後、管理栄養士取得
平成5年島根医科大学研究生(第一内科)終了
平成8年島根大学医学部附属病院第一内科文部教官、島根県立看護短期大学講師(非常勤)、平成16年島根大学医学部附属病院栄養管理室室長に就任。平成19年特殊診療施設臨床栄養部副部長、平成24年栄養治療室室長を経て平成25年大妻女子大学家政学部教授、島根大学医学部臨床教授、医学博士
この間、平成17年5月 島根大学医学部附属病院NST(栄養サポートチーム)の構築と稼働、平成17年9月島根県スポーツ栄養研究会を発足、島根県スポーツ栄養研究会会長に就任
資 格
管理栄養士、公認スポーツ栄養士、日本病態栄養専門師、日本病態栄養学会NSTコーディネーター、日本病態栄養学会認定がん病態栄養専師、日本糖尿病療養指導士、島根県糖尿病療養指導士、TNT-D認定管理栄養士、日本ライフセーバー認定資格
専 門
スポーツ栄養、病態栄養、がん病態栄養、高齢栄養治療、食育
所属学会・その他
日本栄養改善学会、日本栄養士会、日本病態栄養学会 代議員
日本臨床栄養協会 評議員、日本静脈経腸栄養学会 評議員
日本栄養アセスメント研究会、日本緩和医療学会、日本糖尿病学会
日本スポーツ栄養研究会、島根県スポーツ栄養研究会会長
受 賞
1) 第33回老年消化器病研究会 優秀賞
研究課題「複数の栄養剤の混用と半固形化を用いた経管・胃瘻栄養の有用性
― 糖尿病合併高齢者での検討―」
2)日本静脈経腸栄養学会 「第10回 味の素ファルマAward賞] 川口美喜子
研究課題 「味噌を用いた経腸栄養管理の下痢に対する有効性について
大妻女子大学で学生に臨床栄養学を教えることの楽しさを感じています。
月に2度は島根県ではスポーツ栄養の指導を行い、毎週木曜日は東新宿の在宅医療連携拠点「暮らしの保健室」で高齢者、がん患者と家族の栄養相談を行っています。